ぼくの息抜き

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ぼくの息抜き

気ままな二人が記事を書くことで息抜きしていくブログ

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WBCの日本対キューバの試合をみて、ネットの恐ろしさを知った。

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先週日本対キューバの試合を見に行った。試合は乱打戦で、野球をあまり知らない僕でも楽しめた。しかし、そんな中試合中に事件が起きていた。それは、ホームランかと思われたボールを少年がキャッチしてしまったのだ。

 

一度は、ホームラン判定されていたのだが、ビデオで審判がチェックするとギリギリのところで少年が手を伸ばしボールをキャッチしてしまっていたのだった。会場からは、「誰だ取ったのは!」と不満を口にしていた。

 

すると、「少年がキャッチしたらしいよ!ツイッターに上がってる!」と後ろから声がしてきた。僕も少し気になってしまったので、調べてみると少年がボールを取っている写真がのっていた。また、少年の顔がしっかり写っている写真もあった。

 

もう少し見ていくと、「キャッチした少年は永久退場された」「少年の住家はここらしいよ」と少年の個人情報を流出させたり、少年の写真をのせていたりと少年をさらしていた。

 

ボールをキャッチしたうれしさから少年がツイッターに写真をあげていたのも悪かったが、それをおもしろ可笑しくツイッターにのせている人に腹が立ったし、ネットの怖さを改めてしった。

 

ネットを使えば簡単に、名前・住所など個人情報を調べられてしまう。しかもそれをおもしろ半分にのせる人がいる。そんなことしている人は何がしたいのだろうか。少年がボールをとってしまったことは、確かにやってはいけないことだが、少年を責めたことで野球が嫌いになってしまったらどうするつもりなのか。未来ある少年の夢を奪い取ってしまう可能性もある。

 

そんなことも、考えずネットに書き込みしている人がいる。もっと寛大な心で見ることはできないのかなと感じた。しかも、日本は点差をつけて勝っていたのだから。この目の前に起こった出来事に、日本のネット社会の恐ろしさを知ったのだった。

アメリカでも似たような事件が

2003年にもアメリカで似たようなことが起きていた。この事件は「スティーブ・バートマン事件」と呼ばれ社会的問題にもなった。チャンピオンシップシリーズの第6戦、シカゴ・カブス対フロリダ・マーリンズの試合中に起こった。

 

カブスが7回まで3-0と勝っており、この試合に勝てばワールドシリーズに出場できるという大事な試合だったため、観客も勝利を確信しつつあった。しかし、マーリンズの攻撃でファールフライが上がり、これをカブスの選手がキャッチしようとしたのだが、観客が触ってしまいアウトにすることができなかった。

 

このプレーの後に、カブスは集中力がきれたのか一気に8失点し、そのまま試合に負けてしまった。触ってしまって観客(バートン)にファンは激怒し、家を襲ったり、迷惑電話をかけたりした。また、たくさんのマスコミも押しかけたという。

 

この事件に対し、カブスはこのようなコメントを残している。

私たちは皆様に試合はフィールドの上での出来事によって決まるのだと言うことを心に留めて頂きたいと思っています。決して、観客席での出来事によってではありません。ある1人のファンが、第6戦で起こったことに責任を持つと見なすのは不正確であり、不公平なことです。彼は球場に来ている全てのファンがしようとすること―ファールボールをキャッチすること―をしただけです。

カブスの心優しいコメントがあったが、ファンの怒りは収まらなかったのである。また、メディアが煽ったせいで今でもこの事件は人々は忘れずに覚えている。ボールに触ってしまったことで、全てを失ってしまったなんてとても恐ろしい事件である。ただ、野球が好きなだけだったのに・・・

今後はこのようなことが起こらないことを願う

もしも、WBCのキューバ戦に日本が負けていて第一次ラウンド敗退していたら、バートマン事件のようになっていたかもしれない・・・そう考える恐ろしい。。今回キャッチしてしまった少年も住所や名前がネットに上がっており、それだけでも十分な被害を受けている。

 

目の前にボールが飛んできたら反応してしまうのもわからなくもない。しかし、観客はルールを守って試合を観戦しなければならない。試合が始まる前にアナウンスでもしたほうがいいんじゃないかと思う。

 

また、SNSやネットに面白おかしくのせるのもよくないだろう。最近はネットの問題が浮き彫りになっているが、何を投稿しようかともう一度考えてもらいたい。