アルジェリアはどんな国
アルジェリア民主人民共和国、通称アルジェリアは、来たアフリカのバグリブに位置する共和制国家で、首都はアルジェである。
北は地中海に面し、地中海を隔ててさらに北には旧宗主国であるフランスがある。領土面積はアフリカ大陸の中で最も広く、世界全体でも第10位の領土面積を誇っている。
民族は80%がアラブ人で残りの20%がベルベル人である。宗教は99%がイスラム教で、わずかにキリスト教とユダヤ教が存在する。
公用語はアラビア語だ。世界10位といわれるアルジェリアにはどのような観光スポットがあり、どこがランキングにあがってくる場所なのだろうか。
1位:ノートルダムダフリーク教会
アルジェリアにあるカトリック教会だ。旧市街西部の高台に位置していて、地中海を一望することが出来る。
18世紀後半のフランスの植民地時代に、ネオビサンチン様式で建造された教会だ。高さは124mあり、内部の聖母子フレスコ画は20世紀末に描かれた。
外観はイスラム風の大変美しい教会である。アルジェリアで人気の観光スポットである。
2位:マウレタニア王家の墓
マウレタニア王国は、ローマ帝国の属州になるまでは広大な領地を支配していたといわれる。
属州となってからは、ローマ帝国は捕虜となっていたヌメディア王国のユバ2世とエジプト女王、クレオパトラの娘・セレーネを結婚させ、さらにマウレタニアを治めさせた。
この墓はユバ2世がセレーネのために造ったとされ、通称クレオパトラの娘の墓と呼ばれている。
3位:アルジェのカスバ
世界遺産のアルジェのカスバは観光のランキングに入るほどの名所である。観光には警察のエスコートが必要となっている。
(事前に観光協会等を通してカスバ警察に依頼することが必要だ。)ここを訪れる観光客はタクシーの車窓から観光することが多いようだ。
4位:アルジェ中央郵便局
外観は白亜の宮殿風で、中に入ると透かし彫りが施されたドーム天井がある。モスクを思わせる内装で、ネオムーア様式と呼ばれる。ゴージャスな建物だが、今も郵便局として使われている。
5位:独立の殉教者記念塔
ヤシの葉を3枚あわせたモチーフの塔で、高さは92mある。上部へは国賓クラスの人でないと上がることが出来ない。
フランスからの独立戦争の時の戦没者を祀っている塔である。
アルジェリアはこのように素晴らしい観光スポットが沢山ある。しかし、危険な地域もあるので、必ず、渡航情報を確認する必要がある。